|
|
スライムは不定形生物の総称で、いくつかの種類が確認されています。
スライムはアメーバのような巨大単細胞生物というよりは、粘菌のような群体と考えるべきでしょう。 個々の細胞が生物一個体であると同時に、細胞同士が連絡を取り合って集まることにより、巨大な集合体を形成するのです。 集合体を形成する細胞は、皆一様に同じ遺伝情報を持っています。 そのためか、集合体でひとつの生物としての「意志」を作り出しているように思えます。 集合体は部分的に構成細胞をゲル化、ゾル化させることによって流動し、あらゆる形をとることができます。 多細胞生物のように細胞がそれぞれ内臓器官を作るわけではないので、消化・分泌は体外で、吸収は細胞内部で行われます。 当然臓器同士の(胃で消化し、腸で吸収、肺で呼吸し、心臓で循環といったような)高度な分業とも無縁ですから、生物の仕組みとしては極めてシンプルで原始的といえます。 事実、脳髄を形成するわけではないので、知性はないに等しいでしょう。 ただし、生物としての本能、特に食欲は旺盛で、また成長に限界がないため、ほうっておくと体細胞分裂を繰り返し、どんどん巨大化していきます。 個々の細胞の寿命は短く、1〜2週間程ですが、細胞分裂の速度が速いため、集合体を一個体と考えれば殆ど不老不死といえるでしょう。 因みに、死んだ細胞は他の細胞の養分として吸収されます。 ある一定以上の大きさになると細胞間の情報伝達が困難になるため、2体に分裂します。
スライムは何でも溶かし、同化すると考えられがちですが、それは誤りです。 消化の手段として体外に強力な酸(プロテアーゼを含む)を分泌するため、一部の金属や鉱物も溶かすことができますが、実際に彼らが摂取するのは有機物だけ(主にたんぱく質)です。(酸を分泌している面はムチンを含む粘液をまとうため、自ら分泌する溶解液では溶けません。)
スライムを駆除する方法ですが、前述のような特徴を備えているため、完全な退治は困難を極めます。 斬る、叩く、刺すなどの物理的ダメージはまったく受け付けないどころか、真っ二つに斬ろうものなら2体に分かれてしまいます。 燃やしてしまうか凍らせるのが一番妥当な処置でしょう。 ただし、凍らせた場合は解凍すると再び生命活動を開始しますし、燃やした場合も表面だけ焼けて内部が無事ならそこから再生します。 酸や強アルカリなどの薬品も有効です。 また退治するときに肉片を飛び散らせる様な爆発を伴う攻撃は避けましょう。細胞が少しでも残っていればそこから再生してしまうからです。 密閉容器に閉じ込めると、完全にゾル化して休眠状態に入ります。 体内に侵入されるともうどうしようもなくなります。気をつけましょう。 非常に生命力の強い生き物といえます。
スライムの正体には諸説がありますが、太古の昔に飛来した隕石に付着していた外宇宙生命体というのが現在のところ最も有力とされています。
長レス、駄文、失礼いたしました。
|
|
はじめまして。DQかぶれのホイミスライム(あのおなじみの顔に触手がついている)hoishです。 なんかスライムって本当はとっても恐ろしい奴だったんですね…。 DQのスライムしか知らない僕はびっくりしました。有機質は何でも食べてしまうなんて…。 まあ、もともとスライムは悪食というのは知っていたけれど…。 (そういえばDQのスライムは独立して一つのゲーム作っているけれど その中でとある店のご主人が言うことには 『いらっしゃい!この店のおすすめは草焼きそばとドロハンバーグだよっ!』 …だとさ。泥って有機質じゃないでしょ?多分…。) さて、本題です。 主に緑色をしていて、ゲル状で、ほとんどのものを溶かす消化液を出して…。 うーん、DQのスライムは、こんなものとは別次元…。と思ったら、 これに近いスライムを発見しました。 バブルスライムという、他のスライムと違ってゲル状で、さらに、猛毒を持っている (消化液なのかな?)奴です。 おおっ!これこそ本物(?)に近い! …でも、相変わらずあの顔がついていて喋りまくります。 (思えばDQのモンスターっておしゃべりだなー…。) …DQのスライムって他のスライムよりも生物的に進化しているんでしょうか?
|
|