How to cook in fantasy

Last Update:Oct.02,2003

このページのテーマは幻想世界の料理です。

 幻想世界にももちろん料理があります。さてさて、一体どんな素材があってどんな風に料理しているのでしょうね。
 ふだんの生活でも楽しみの一つ(状況によっては唯一の楽しみ・・・)なのに触れられることが少ないような気がします。宿屋らしくたまには考えてみませんか?

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#11 ほっぴんぐ・すとろがのふ
   てぃあご 2002年03月22日 
   珍獣奇獣めにゅー、ぱーとふぁいぶ!
 今回は「すとろがのふ」・・牛肉で作る美味しい煮込み料理です。一口サイズに切った牛肉に玉葱と一緒に火を通して、ブイヨンベースの少量のスープを加えて煮込み、生クリームを加えてとろみを付けます。最後のサワークリームも忘れずに。

 ・・え?今度こそ珍獣でも奇獣でもないぞ、ですって?ちっちっち。確かに牛肉を使ったオーソドックスな料理ですが、それだけで済ます筈が無いでしょう?
 今回のポイントは牛肉ではありません。ズバリ、「パプリカ」。ストロガノフの基本調味料と言えるスパイスです。ストロガノフに欠かせない香りの元となる大切なものですが、少しでも焦がすと苦味の原因になるという厄介な材料でもあるのです。今回は、肉にきっちり熱を通しながら同時に焼きの段階でパプリカを如何に上手く肉に馴染ませるか、そこに工夫してみましょう。
 使うのは「すうぉーみぃ・ぱぷりか」。パプリカ唐辛子の野生種で、微塵切りにしても生き続け走り回る強い生命力で知られています。瓶詰めにしても逃げ出してしまうので嫌われがちなこのパプリカ達ですが、ストロガノフの調味料には最適なのです。
 塩胡椒した牛肉(薄切りもいいですが、フィレもお薦めです)をフライパンで加熱するわけですが、この際に牛肉にスウォーミィ・パプリカを植え付けます。するとパプリカ達は反射的に牛肉の中に植わろうと根を降ろします。こうしてぴったりパプリカが張り付いた状態で加熱を開始します。熱せられるとパプリカ達は自衛の為に牛肉から汁を吸い上げて身に含みます。これにより、牛肉の中まで熱を通してもパプリカは決して焦げなくなります。加熱の終わる頃には流石のパプリカ君達もダウンしていますが、その時には玉葱も加わって煮込みに入るので問題無し。更に、パプリカ君が吸い上げておいた肉汁がゆっくりと肉に戻るため、美味しさを肉から逃がしません。
 あとは普通の煮込み作業。ことこと煮込んでトロトロのストロガノフの出来上がりです。根を降ろしたパプリカを適度に牛肉から剥がしてやる必要があるので、きちんと時間をかけて煮込んで下さいね。

 「ホッピング」って何の事かって。あぁ、加熱に必死に耐えるパプリカ君達は、活動に際して激しく振動するので、調理中よく跳ねるんですよ。だからです。煮込みが終わっても肉の内側に僅かに生き残りがいて、急いで皿に盛ればソースが染み込むにつれて料理全体がぱたぱたしますから、お客様にもお楽しみ頂けます。

 コックさんに一言。ソースを水っぽく作らないで下さいね。さもないと料理のせいでお客さんがソースまみれになっちゃいすよ。

 注意点は二つ。パプリカの管理は厳重にして下さい。直ぐ逃げ出しますし、すぐ根を降ろしてあっという間に増えてしまいます。店を唐辛子だらけにしたくなければ、くれぐれも注意してください。あと、あまり多量に振り掛けないこと。料理の中に最後まで生き残りがいると、やっぱり皿から逃げ出して大変です。それに・・生きたままの彼らがお腹に入ったら・・ひょっとするとひょっとするかもしれないでしょう?

#12 Amaedi人気料理リポート
   青王我 2003年10月02日 
   Amaediコック長一押しの郷土料理。地獄のはらわた煮。これは、いつもつまみ食いをしに厨房に潜入してくるある女性の郷土料理を元にしたものです。
 作り方は至って簡単。ある獣の肉と内臓を鍋にぶち込み、じっくりと煮るだけ。ただしこの獣の内臓には毒性があり、楽園への掛橋と呼ばれるギザギザした香草を入れないと人死にが出ます(笑)。ちなみにこの香草も単体では毒です。
 実はこの料理には別パターンがあり、冥王の爪と呼ばれる香辛料をひとかけら入れることで激から料理に変貌するのです。この料理を教えてくれた女性はこっちのバージョンがお好みのようです。ちなみにこの香辛料も一本以上入れると毒です。
 さっきから俗名ばかりで正式名称を言っていないじゃないかって?それはそうです。この料理に使う材料は全て毒物で、一歩間違えばお客を殺してしまうものばかりなのですから。何せ彼女の国ではこの料理を作るのには専用の免許を持っていなければなりません。フグと同じ様なものですね。
 これらのようなことを知ると食べたくなくなるかもしれませんが、一度でも食べた人はこれを忘れられずに遠くからでも食べに来ます。毒と毒が互いに相殺しあってできた味は格別美味しいものの様です。

#13 ウチの郷土料理【黒汁】
   アルフォード 2003年10月02日 
  私の故郷の伝統料理の作り方教えます。

まず ・キメラの胴の肉(肉食系が良い) 二塊
   ・寒耐草  二束
   ・アカニガタケ(猛毒) 四本
   ・タマネギ 三個
   ・ぱうら芋 七個
      を用意します。

最初に、キメラを解体します。もちろん鮮度が命ですから、キメラは生身にして下さいね。ただし、速やかに殺さないとかなり危険ですのでご注意を..
キメラを瞬殺したらすぐさま胴の肉を切り取り、そこに寒耐草を張り付けます。いわゆる『におい消し』というヤツですね。
さて、キメラはしばらくほっといて、次はアカニガタケの毒抜きにかかりましょう。
ここで気を付けて欲しいのはアカニガタケは無差別に人を刺す、ということ。こいつの毒は刺されると20秒後に死ぬので、強力な解毒魔法を覚えているといいでしょう。
この危険なアカ二ガタケの毒を抜くには、ぱうら芋を用意して下さい。アカニガタケは何故かこの芋をさわると仮死状態になりますから。仮死状態になっている間に毒を搾り取りましょう。
これでだいたいの下準備が整いました。では、早速煮込みましょう。
大鍋にキメラの肉、アカニガタケを入れます。その際、逃走を試みるヤツもいますから注意して下さいね。
しばらく煮込んでいると鍋全体が薄黄緑色になりますが、これはキメラとアカニガタケのだしですから心配しなくても大丈夫ですよ。
だしがだんだん濃くなってきたら、きざんだタマネギとぱうら芋をいれましょう。
このあとスープがドス黒くなったら出来上がりです。

サァ、皆さんも作ってみて下さいね。
でも途中なにがあっても責任はとりませんが...



 

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