私の中で妖精とか精霊の中で、印象的なのは”メロウ”でしょう。 メロウのイメージは「人魚姫」が一番わかりやすいと思います。(手には水かきがついているんですけれども) でも、ちょっと不思議なのは「海の娘」という語が語源のはずなのに、メロウには”男性”が存在するということ(笑) でも、男のメロウ(って、なんか変)は、女のメロウとは全然違う姿をしているんですよね。 男のメロウは、髪、歯が緑で、目は豚のよう(?)で鼻が赤い・・・。 どう見てもモンスターな外見がまたキュート・・・、でもないか?(^^; いきなり目の前に現れたら、かなりびっくりでしょうねぇ、こういう方は・・・。それから、メロウには変わった話があります。 メロウは”コホリン・ドゥリュー”と呼ばれる、羽でおおわれた帽子を持っていてそれがあるから、海の中を自由に行き来できる、というもので、これをかぶると人間でも、海の底に自由にいけるという話です。 日本の昔話でも天女の羽衣という似たような話があるように、こういう話ってどこにでもあるものなんですね。 そうそう、それからメロウは陸に上がっているときは小さな角のない牝牛の姿をしているそうですから、海辺でそういう牛を見つけたら、あたりをよく探してみるといいですよ。 もしかしたら、メロウを出し抜いて”コホリン・ドゥリュー”を手に入れられるかもしれませんからね。もし、手に入れられたら、私にも教えてくださいね(笑)。
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