|
|
夏・・・緑がまぶしいこの季節には是非とも訪れてみたいスポット。 陽射しの丘から少し森の方へと歩いていくとそこはある。
古緑(ふるみどり)の木・・・ 陽射し亭の水源を守り続けてきた巨木。その水源には精霊の力が働いているとされこの巨木の緑は絶えることがなかったという。 一年を通じて絶えることのない緑であるが、夏はことさら緑が輝く。
少し汗ばむほどの陽射しを浴びながら巨木にもたれてのんびりするのも冒険とはまた違った楽しみがあるのではないだろうか・・・
|
関連する情報
|
|
陽射し亭からしばらく歩くと近くの町へと向かう一本の道。 海岸沿いにあることから「海岸通り」と呼ばれている。 海岸は東を向いているので日の出を見るには最高のポイント。 わざわざ遠くから見に来る人もいるほどである。
のんびりぶらぶら海岸沿いを歩いてみるのもいいかもしれない・・・
|
|
|
陽射し亭から歩いて一日程の所に有る、太古の戦場跡 他の戦場跡との最大の違いは、死体も矢も武器も全く落ちていないこと。 そして、異様に変形した生態系と地形。
この戦場跡のことは、どの書物にも記載されていない。 しかし、この一見魔の森にしか見えない地域が、古戦場跡なのは確かなことだ。
何故なら、幾多の兵士の亡霊が、常に此処をさまよっているのだから。
|
関連する情報
|
|
陽射し亭からしばらく歩くと大勢の人が見えますその後大きな館が見えます この館は商人の館と呼ばれ世界各地から商人が集まり店を開いています 一度は来て下さい
|
関連する情報
|
|
中央山地を越えて北に行くと、急速に寒さが増す地域がある。 そこは夏でも吹雪がやまない異常な土地であり、勇猛で知られる“破城槌公国”のドワーフでさえ立ち入ろうとはしない。 彼らは言う。かの地は呪われていると。
かつて、そこには偉大な王が治める国があった。 しかし、その土地はやせており、冬は長く、実りは少なかった。 ある日、民が生活に苦しむ姿を見て苦悩する王の元へ、旅の魔法使いがやってきた。 魔法使いは言った。 「今、民は飢えております。なぜならばこの土地は冬が長く、寒さに作物が育たないからです。王が望むならば、私は秘術を用いて、冬を駆逐してご覧に入れましょう」 それは、冬の寒さを魔法の品の中に閉じこめてしまう魔法だった。 王は言った。 「それこそ私の望むところである。しておまえは褒美に何を望むのか」 魔法使いは答えた。 「なにも望みませぬ。人々に奉仕することが魔法使いの喜びでございますゆえ」 そして魔法は行われ、「冬」は宝玉の中に閉じこめられた。 最後に魔法使いは王に告げた。 「宝玉の中に閉じこめられる冬は、一つにつき一年のみ。宝玉を重ねて用いれば必ずや災いをよびましょう。努々忘れること無きよう」 魔法使いは王に魔法を伝授すると去っていった。
それからこの国に冬が来ることはなくなった。 ますます国は富、大きくなり、そして王は魔法使いの言葉を忘れてしまった。 「毎年このような宝玉を用意するのは金がかかる。これからは以前使ったものを使い回すとしよう」 そうして八年目には最初に使われた宝玉が再び使われることになった。
魔法は滞りなく行われ、「冬」は例年のように宝玉に閉じこめられた、かに見えた。 魔法が行われてから、日に日に宝玉は膨らんでいった。 王は後悔したが、どうしたらいいか解らなかった。 時間は無駄に過ぎ、ついにある日、宝玉にひびが入り、中身が孵った。 中からは恐ろしい魔獣が飛びだしてきた。 この魔獣には剣も槍も利かず、あたりに雪と氷と死をまき散らしていった。 ここにいたって王は気づいた。 あの魔法は冬を閉じこめる魔法ではなく、冬を養分にして魔獣を創り出す魔法だったのだと。 王国の騎士団は勇敢に戦ったが無駄だった。 魔獣はどんどん大きくなり、ついに王国は魔獣の作り出す雪と氷の下に沈んだ。
そのまま魔獣は王国の外れにある神殿を飲み込もうと近づいたが、その前に一人の年若い娘が立ちふさがった。 魔獣は雪と氷で娘を凍らせようとしたが、不思議なことに娘の服一枚凍らせることはできなかった。 次に魔獣は牙でかみ砕こうとしたが、やはり娘の肌一つ傷つけることはできなかった。 そして娘はたやすく魔獣に手綱を付けると一緒にどこかへ去っていった。
生き残った神官によれば、かの娘は春の女神だという。 そして女神は残った六つの宝玉を回収し、天空に帰ったと伝えられている。 いまでも夜空で青白く輝き寄り添う六つの星こそ、その宝玉なのだ。
|
|
|